宮西浩隆『札幌コンビニ3人死傷事件』

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プロフィール

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名前宮西浩隆
年齢45歳(2025年5月時点)
※事件当時43歳
住所北海道札幌市北区
職業無職(生活保護受給)
犯罪殺人・殺人未遂・銃刀法違反

犯罪歴

札幌コンビニ3人死傷事件

2024年2月25日午前6時47〜49分頃、北海道札幌市北区のコンビニでナイフを使い3人が死傷する事件を起こしました。この事件で1人が死亡・2人が重傷を負いました。

犯人確保の様子
事件情報

《犯行現場》
セイコーマート北31条店

《被害者》
40歳男性:首を刺されたことによる出血性ショックにより死亡
60歳男性店員:胸と背中を刺され肺と横隔膜を損傷(全治32日)・下口唇に瘢痕拘縮を来す顔面切創・右手の神経の一部断裂し指を完全に伸ばせなくなる等の後遺傷害を負う。
※入院加療14日間
59歳女性店員:左側頭部切創及び脳挫傷(軽度右片麻痺等の後遺傷害を負う)
※入院加療44日間

《凶器》
・包丁(刃体16.8cm)
・ペティナイフ(刃体12.3cm)

《加害者の供述》
・「刺してやった」

加害者の行動

2月24日
函館で友人と会ってフードフェスタや花火を楽しむ

友人と別れて札幌に向かう深夜バスに乗車していた際、バス内で、バス内で騒ぐ幻聴と思われる声が聞こえて寝付けずに過ごす。
(その声でにより周囲の乗客も眠れなかったであろうと考えていた)

2月25日午前5時過ぎ
札幌駅でバスから下車し、自宅に向かって歩いている途中「これから嫌な思いさせてやるからな。」という幻聴が聞こえる。

幻聴を確認すると、「コンビニ内に女性店員の姿が見えない・女性に道を聞こうとしても避けられる」などしたため、何かある・声が介入してきたと感じる

カップラーメンを買うため事件現場となったコンビニに入る。
バックヤードで男女の声がするも女性店員が対応しなかったことなどから、異常が生じていると考える

コンビニ退店してまもなく「ざまあみろ」と話す声が聞こえたと感じる

帰宅して着替えていると「俺らの思うように行くの分かっただろう。」と話す声が聞こえたことから、事件現場のコンビニに行って異常が解消されているか確認するとともに自身の苦情が聞き流されないように今回は厳しく対応しなければならないと考える。
→刃物を持っていけば、声の主が店員に伝え、加害者の本気が伝わると考え、自宅にあった包丁等の刃物3本をバックに入れ、事件現場のコンビニに向かう

コンビニに入店して、店内を確認すると、女性店員が出てこなかったため、異常が解消されていないと考える。

今後も声による嫌がらせがエスカレートすることで、生活保護が打ち切られるなどして自分が餓死するのではないかと絶望を覚えると同時に、声の指示に従って自分に嫌がらせをするコンビニ店員に怒りを覚える。

自分が餓死するくらいなら、コンビニ店員を殺そうと考え、バックから包丁を取り出す。
(店内にいる5人の店員いると思うがどうせなら1人より3人を殺そうと考える)

午前6時47分頃
60歳男性の胸を包丁で刺す。包丁の柄が折れたため、ペティナイフを使い背中を刺す。

58歳女性の左側側頭骨及び頭頂部をペティナイフで突き刺す。

40歳男性の首・背中を複数回刺す

妄想型統合失調症

《発症時期》
遅くとも2022年11月頃には妄想型統合失調症を発症

《症状》
・他人の声が聞こえるようになる
・自動車内に盗聴器が仕掛けられているように感じる
・他人の声が働きかけそれに周囲が応じることで、スーパー等で店員が目を合わせてくれない・女性店員が対応してくれない・視聴しているテレビの撮り方が変わり画面がぶれるなどといった異常を感じるようになる

《問題行動》
・コンビニ等で女性店員が対応しないことについて怒鳴って苦情を言う。
・テレビ局に訪れ、カメラの撮り方について苦情を言う。
・苦情を言ったテレビ局の襲撃を計画する。

裁判

刑事裁判

【札幌地裁】(井戸俊一裁判長)
《判決》2025年7月2日
懲役30年の実刑判決(求刑:懲役30年)
※未決勾留日数中260日をその刑に算入
→被告が控訴を取り下げ・検察側が上訴権を放棄し刑が確定
※7月9日に弁護人が被告も同意で控訴しましたがその後被告本人の判断で取り下げました。

《弁護側の主張》
「刑事責任を問えない心神喪失の状態だった」として無罪を主張

裁判記録

ニュース記事

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